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基本の鍋炊飯(白米)

  • Lesson 003
電気炊飯器が無くても、御飯が炊けますか?
マスターすれば、鍋炊飯の方が時短で、省エネで、しかも美味しいです。
災害等で電気やガスのインフラが止まっても、”焚き火”や”カセットコンロ”で火力さえ確保できれば、美味しい御飯を炊けます。

鍋炊飯(白米)の方法

① 米を軽く研いで浸水させます。浸水時間の目安は次のとおりです。
 夏 :30分
 春秋:45分
 冬 :60分
② 浸水させた米を一旦ざるに上げ水を切ります。
③ 浸水させた米を鍋に入れ、炊飯用の水を、次を目安に加えます。
1合:250ml
2合:460ml
3合:670ml
④ 鍋に蓋をして中火に掛けます。(今回は、2合を炊きます。)
⑤ 鍋の中が沸騰してから更に2分間、中火のまま炊きます(噴きこぼれない程度に加減します)。
⑥ ⑤の後、弱めの中火に落とし、更に3分間炊きます。
⑦ ⑥の後、弱火に落とし、更に5~7分間炊きます(鍋の中で糊状の泡が立ち、炊飯が進むにつれ次第に小さくなります。)
⑧ ⑦の後、暫く(約十数秒)強火に上げてから火を止め(蒸らしの効果を上げる為)、蓋をしたまま約10分間蒸らします。
⑨ 御飯が炊き上がったら鍋の蓋を開けて、
⑩ 直ぐに”しゃもじ”で御飯を切るように解して、余分な水分を飛ばします。
⑪ 美味しい鍋炊き御飯が、出来上がりました。

鍋炊飯のポイント

鍋の蓋が透明でないため、鍋の中の状態を視認できない場合は、次の様にして要所のタイミングを確認します。

⑤ 鍋中の沸騰
鍋の蓋から俄に蒸気が吹き出てきたときが、その瞬間です。

⑦ 炊飯の進捗
弱火に落として炊飯中に”チリチリ”という音がする場合は、水不足で御飯が焦げ始めています。元の水量が少なかったか、前段階の火力が強く水の蒸発量が多かったかの何れかの原因が考えられます。この場合は、速やかに鍋を火から上げ、⑧の”蒸らし”に移行して下さい。

⑧ こだわりの “お焦げ”
最後に “蒸らし効果” を上げるために火力を上げますが、この際、前述の “チリチリ” という音が聞こえるまで強火を継続することで、こだわりの “お焦げ”を作ることができます。

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